【僕ヤバ】48話感想 市川と山田の距離が近づくクリスマスイブの夜

本編

『僕の心のヤバイやつ』Karte.48「僕らはゆっくり歩いた」感想です。

これが…アルティメットエンド…心の準備はしていましたが、案の定、尊さで胸がいっぱいになりました。

47話で市川が「似合う」と言った服を山田がそのまま着てるのも良き…

「僕」解禁

「時間の経過がいつもより早い」この一言だけでも、市川が渋谷デートを楽しんだのが分かりますね。

なにげにゼクシィ持ちを継続してるじゃないですか!!

楽しい時間はあっという間に過ぎるもので。あたりはすっかり真っ暗に。

ずっと2人のデートを見ていたいと思うものの、終わりの時は近づく。時が止まればいいのに、なんて。

「ごめんね今日…」と反省する山田。楽しそうなイメージばかりあるから、しょんぼりするのは珍しい。

山田の謝罪に対して、市川の精一杯の返事がグッとくるんですよね。

「山田は…僕のことをわかってないよな」と言うけれど、そんなことはない。

市川が思ってる以上に、山田は市川のことを見てるし、知ってるんだ。

「楽しかった」とあとに「……んだと思う…」と付け足してるのが微笑ましい。

照れて、なんとか言葉をひねり出したような表情にも見える。

嫌なことは嫌だと言うし、楽しかったら楽しいって言う。

素直じゃなくて、ひねくれてたって、自分の思いはきちんと伝えられる素敵な子。

「だって”僕”って言った 自分のこと」で、読者の僕の心は昇天しました。山田のめちゃくちゃ嬉しそうな顔よ!

山田の前での「僕」解禁。山田により一層心を許した証拠ではなかろうか。

心の中が、本音がついつい漏れてしまった。いつもは「俺」なのに「僕」とそのまま言っちゃったんですよね。

山田も市川のことをよーく見てる。そりゃ好きな人の一挙手一投足、一言でも見逃すまい。嬉しそうな表情もたまらない。

市川が初めて知る気持ち

嬉しそうにマフラーをぐるぐる巻きにする山田。冒頭でちょっと寒そうだったからね。

2人が向かった先にはイルミネーション。たくさんの人が立ち止まり、眺め、写真を撮る。

「イルミネーションがこんなに綺麗だなんて初めて知った」と思う市川。今まではなんてことのない、大したものじゃないと考えていたのかもしれない。

でも、今は隣に、山田が、好きな人がいる。好きな人と一緒のイルミネーションは、これまでとまったく違って見えるはず。

モブの顔が塗りつぶされてるあたり、市川は山田しか見えない、見てないんですよねえ。

イルミネーションも綺麗だし、山田も綺麗だと改めて感じているようで。

市川の心のハードルがどんどん下がっていくぅ!

電車、人混み、繋がる手と手

さすがクリスマスイブの夜、電車のラッシュにひっかかる2人。

はぐれそうになった山田が市川の手を握る。積極的!!!

27話では離れる市川のリュックをギュッと握りしめてましたね。同じ電車のなかといえど、ドキドキ感がさらに増す。

罠か、他人かと焦る市川は「手汗」で山田だと気づく。

握り返したときの山田の表情が!!!びっくりしつつも嬉しそうな表情が!!!大好き!!!

「手を握ったときの山田の表情」「握り返したときの市川の表情」は描写されてないからこそ、妄想が広がりまくりますね。

意を決して手を握った山田。手汗で山田と確信して握り返す市川。どっちもきっと、ドキドキで顔は真っ赤っか。

「はぐれないように」と一応言い訳はできるものの、「手を握りたかった」んだと思うんですよ、やっぱり。

市川が紙袋を持ってくれたおかげで、手が空いた訳ですし。「おっ」と注目したのは「手が繋げる」と考えたからでは?

「ゼクシィ持ち」で擬似手繋ぎから、実際に手を繋ぐまで進展。

手汗だけで、今日1日山田がどれだけ緊張してたのかがうかがえる。

内心ワクワク、ドッキドキだったんではなかろうか。

この時が永遠に続けばいいのに

駅を出ても、手を繋ぎながらゆっくりとゆっくりと歩く。完全にカップルです、どうもありがとうございました。

一緒にいる時間が少しでも長くなるように、ゆっくり歩いたのかな。ああ、言葉はなくとも歩く2人を見るだけで心が穏やかになる。

「気持ちが伝わりそうで怖い」と心の中で市川は呟くけれど、しっかり伝わっていると思います。通じ合っていると思います。

「まだあと6日ある」と市川の唇にそっと触れる山田。アッ!!!

市川がいなくなったあと、人差し指を自分の唇に当てるまで見えた。擬似キスじゃん!!!

名残惜しそうに、市川を見つめつつ帰る山田が可愛くてしょうがない。

電柱の陰からひょっこり顔を出すお茶目さ。「市川はきっと振り向くだろう」と分かっていたはず。

振り向いた瞬間はどこか期待しつつも、山田がいなくてがっかりして、出てきたときはとても嬉しそうと、市川の表情の移り変わりが丁寧に描かれていますね。

ページの左側に市川が配置されてるおかげで、振り返ったあとの表情の変化が分かりやすい。

「メリークリスマス!!」と山田サンタにほころぶ市川の表情。市川が…笑った…!!

「アルティメットエンドが4度ある」と聞いてはいましたが、4度じゃ足りないよチクショウ!

渋谷デート編のラストはとんでもない展開の連続でした。

より一層心を通わせた山田と市川のこれからがもっともっと楽しみになりました。

ところで、山田のマフラーを巻いたまんまですが、これはクリスマスプレゼントということでよろしいか???

山田サンタからのプレゼントだとしたら、市川はお返しをしなくちゃならない。

山田がうっかり忘れて行ったのなら、返さなきゃならない。どっちにしても次に会う口実ができましたね。

あらゆるシチュエーションで読者を尊さで満たしつつ、今後の布石を忘れない。

桜井のりお先生の手腕に驚かされるばかりです。

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コメント

  1. 48話の感想、考察読ませてもらいました。48話で2人が益々仲良くなった感じが良く出ていて自分の心は癒されました。今後も読ませてもらおうと思いますので頑張って下さい。

    • ますます2人の距離感が近づいたのが分かってめちゃくちゃ良かったです…!
      今後も読んでいただけるの嬉しいです!ありがとうございます!

  2. 読みやすくて感想と考察楽しかったです、これからも楽しみにしてます。

    • 読みやすいと言っていただけてありがとうございます〜!
      今後ともよろしくお願いします!!

  3. 「気持ちが伝わりそうで怖い」と心の中で市川は呟くけれど、しっかり伝わっていると思います。通じ合っていると思います。

    「まだあと6日ある」と市川の唇にそっと触れる山田。アッ!!!

    市川がいなくなったあと、人差し指を自分の唇に当てるまで見えた。擬似キスじゃん!!!

    名残惜しそうに、市川を見つめつつ帰る山田が可愛くてしょうがない。

    電柱の陰からひょっこり顔を出すお茶目さ。「市川はきっと振り向くだろう」と分かっていたはず。

    振り向いた瞬間はどこか期待しつつも、山田がいなくてがっかりして、出てきたときはとても嬉しそうと、市川の表情の移り変わりが丁寧に描かれていますね。

    ページの左側に市川が配置されてるおかげで、振り返ったあとの表情の変化が分かりやすい。

    「メリークリスマス!!」と山田サンタにほころぶ市川の表情。市川が…笑った…!!

    「アルティメットエンドが4度ある」と聞いてはいましたが、4度じゃ足りないよチクショウ!

    渋谷デート編のラストはとんでもない展開の連続でした。

    より一層心を通わせた山田と市川のこれからがもっともっと楽しみになりました。

    ところで、山田のマフラーを巻いたまんまですが、これはクリスマスプレゼントということでよろしいか???

    山田サンタからのプレゼントだとしたら、市川はお返しをしなくちゃならない。

    山田がうっかり忘れて行ったのなら、返さなきゃならない。どっちにしても次に会う口実ができましたね。

    あらゆるシチュエーションで読者を尊さで満たしつつ、今後の布石を忘れない。

    桜井のりお先生の手腕に驚かされるばかりです。

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