『僕の心のヤバイやつ』Karte.1「僕は奪われた」の感想です。
陰キャ少年と陽キャ美少女のニヤニヤラブコメ、開幕!
クラスで堂々と「殺人大百科」を読む市川の中二病感よ。
殺人衝動を抑えようと、左手を抑えるのも中二病っぽくて好き。
大人になってから思い出して、辛くならないか心配です。僕らは黒歴史を目の当たりにしている…!?
市川の殺人衝動
中二病全開の市川が最も殺したい女・山田杏奈。
学校イチの美人で、友人にも恵まれ、モデルまでこなすスペックの高さ。
底辺たる市川にとっては憎き存在なのは間違いない。一瞬、目があったときの表情の薄れ方がトラウマになりそう。
友人に見せる朗らかなようすから、興味なさげな表情に移り変わっていく。
「クソ女」と罵倒してしまう気持ちも分かる。分かるよ市川…
図書室での遭遇
冷たさのあとに、図書室でアホっぽい姿を見たら、ギャップでおかしくなりそう。
昼休みにこっそりおにぎりを頬張る山田のお茶目さがたまらない。口に入れたまんま喋るから、何言ってるか分からないでしょ、もう。
しまいにはポテチを取り出して、一人でパーティを始めちゃう。鼻歌がゴリラっぽくなるのなんて、実際に見てたら笑いをこらえきれる自信がない。
なんなの、なんなのこの子!人生めっちゃ楽しそう。
行動が予想外で、市川と同じく動揺してしまいますね。
よく食べる子はよく育つ。取り入れた栄養はスタイルの良さにつながっているのかもしれない。
山田は大雑把
パーティののち、模造紙を取り出して発表の準備を進める山田。
字を大きく描きすぎてスペースがなくなるところから、計画性のなさが垣間見える。
しかもシャーペンで下書きすることなく、サインペンで直書き。せめて下書きしてればやり直せたのに…
紙をそのまま破ろうとするのもかなり大雑把。
見かねた市川がカッターを貸してあげるのは優しいね。本当ならそのカッターで山田を殺そうとしていたのに…
思わず飛び出たのは良いけど、もにょる市川が可愛い。さすが主人公かつヒロイン。
カッターのお礼にポテチの余りを渡すのが本当に山田らしい。余りっていうかもうゴミだけども。
しかし学校イチの美人からもらったとなると、ゴミでさえ価値が出てしまうのだ。
いつの間にか殺意はどこへやら。ギュッとゴミを抱きしめるのが微笑ましい。
「殺戮のカウントダウンは始まったばかり」と語るものの、骨抜きにされたようにしか見えないんですが…
市川はカッターも心も、山田に奪われてしまったのだ…
コメント
殺意であれ好意であれ相手に意識を向けていると新たな一面を発見できるのと同時に関わる回数も多くなるから単純接触も多くなる
この頃から惹かれ合う伏線まみれだったわけか……ゴクリ
当初の市川は偏見まみれでしたからね…
殺意とはいえ自然と目がいってしまった結果、
なぜか山田に関わることになって、どんどん惹かれていって今に至るという…