『僕の心のヤバイやつ』Karte.6「僕は嫌だ」の感想です。
南条パイセン(ナンパイ)が登場!見知らぬ男子が山田と話しているのを見て、市川の心はざわつく…
市川はどうでもいい
登校中、見知らぬ男子と歩く山田を見かける市川。
「彼氏か?」と心にズキッと突き刺さる。
分かる、分かるよその気持ち。好きな女の子に彼氏がいると知ったときのダメージはなかなか大きい。
「どうでもいい」と流そうとするものの、まったくどうでも良さそうじゃなさげ。ナンパイと山田の会話に聞き耳を立て続けているものね。
楽しそうに笑う山田の顔を直視できないのは、楽しそうにしてほしくないその気持ちは「嫉妬」だと思うんですよね。
まだ自覚してないものの、心は素直。モヤモヤしちゃうのはきっと、山田のことが…
意外と山田は演技派?
ナンパイのナンパを「LINEを知らない」子の演技で通そうとする山田。さすがにその設定は無理があるだろ…
しかし演技派(?)の山田はのらりくらりとナンパイをかわし続ける。
この子、なかなかやりおる。ついつい「アイス食べたい」と本音が出てしまうのも可愛い。
せっかくうまくやり過ごせそうだったのに「面白い」の一言でどんどんボロが出る始末。山田、チョロすぎる〜〜〜!
無理がある設定はナンパイにもバレバレ。
でも、なんだかちょっと良い雰囲気になってきたような、そうでもないような。
腕を掴むナンパイに対して「なに山田の腕触っとんじゃワレェ」と詰め寄りたくなる。マジでさ、ダメだって!
愛車よ、さようなら
「どうでもいい」と何度呟いても、ざわつく心は抑えきれない。
頭の中とは裏腹に、勝手に体は動く。まさか自転車を投げるとは思わなんだ。市川も大胆なことするなあ。
高齢者ドライバーみたいな言い訳に笑ってしまう。とっさに出てきたにしてはセンスある。
もし市川が行動を起こさなくても、小林が声をかけただろうが、そのときには連絡先の交換が終わってたかもしれない。
市川の愛車は、山田のために犠牲になったのだ…
山田にとって「面白い」は最大の褒め言葉。
「市川って面白いね」は、市川が褒められるとともに、単なる同じクラスの男子から、「面白い」クラスメイトに認識が変わった瞬間でもある。
自転車と引き換えにして、山田の興味を引けたのは結果オーライ?
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