『僕の心のヤバイやつ』Karte.47「僕は可愛いが言えない」感想です。
ウキウキ、ドキドキのショッピング回!とんでもない破壊力。
可愛いと言わせたい山田
のっけからベレー帽を被って「これっ どお?」と聞いたり、「どっちが可愛い?」と選択肢を提示したり、「ーーの方が?」と誘導してみたり。
可愛いと言ってもらいたくて仕方ないようすの山田。
46話で山田母に「可愛い」と言っていたのにむくれてましたもんね。そりゃ自分にだって言ってほしいに決まってる。
しかし、市川は頑なに「可愛い」とは言ってくれない。いや、言えないといったほうが正しいか。
意中の女の子に面と向かって可愛いと言う勇気はまだないのだ。
「可愛いが言えない」は可愛いと思っているのに、言えない市川の心を表した上手いサブタイトル。
2人きりの試着室
山田の着替えを想像してドキドキ・ムラムラする市川、さすが思春期男子。
思わず試着室から離れてしまう気持ちはすごーく分かる。
布1枚隔てたところで好きな女の子が着替えているシチュエーションなんて、なかなか体験できるもんじゃない。
衣ずれの音で勃起しそうなのを必死に我慢するのが面白くて面白くて。
興奮を鎮めるために母と姉を思い浮かべているうちに、逆に2人で勃つようになっちゃったらどうするんですか!?ちょっとだけ心配。
しかも、妄想じゃなくて姉本人が登場してもう大変。
山田の前で「おねえ」と言いかけて「姉」に戻したのも細かなポイント。動揺しつつも呼び名のやらかしは防いだ形。
見つかるのを避けるために、まさかの2人で試着室に!?2人の心臓が高鳴る音が聞こえる。
背中が空いているからもじもじしちゃう山田が可愛すぎる。
スポブラじゃなくて気合の入ったのつけてるじゃないですか、山田さん…!
賢者のみなさんによると胸が大きめな人のものらしいですね。なるほどな。
「”今じゃない”ーーーってどういう意味」と耳元でささやく山田が小悪魔ちっく。
市川はもちろん、言った山田も耳が真っ赤。
交わした約束。いつか来るだろう市川姉と山田の邂逅に期待が膨らむ!
また、ついに「似合うから……」と言葉を振り絞った市川に乾杯!よくやった!!!京ちゃん素敵!!!
油断した山田の背中を見ちゃってドギマギ、姉のLINEでクールダウンする市川なのでした。オチが見事。
姉は市川に気づいている?
市川がおねえをのぞくとき、おねえもまた市川をのぞいているのだ…
市川だけが気づいたような描写だが、姉は市川に気づいたうえで店に入ってきた可能性がある。
顔は見えなくても服装で勘づいてもおかしくない。
試着室に来たとき、いくつも空きはあるのにわざわざ隣に入るのが怪しい。市川の靴で確信したのでは。
自撮りLINEも確認の最後の一押し。「ポコン」と通知音は姉にも届いたに違いない。
なんで一緒に来た女友達じゃなくてまっさきに弟に送るのさ。仲良しか!!!
家に帰ってから「今日何してたの?」と市川が突っ込まれるのを想像してニヤけてしまう。
山田と市川のやり取りに加えて、姉の行動・意図も考察する余地が生まれる。桜井のりお先生の手腕に驚くばかりだ。
次回、48話ではいよいよ渋谷編がクライマックス。
担当編集が4度の「アルティメットエンド」を迎えたほどの展開が待ち受けている。
47話もとんでもなく心を揺り動かされたのに、それ以上が…!?楽しみで仕方ないっ!
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